2015年10月15日木曜日

書籍のバーコードについて

とあることがきっかけで、書籍の管理システムを作ろうとしたのですが
書籍情報に関しての知識が乏しかったので調査しました。

本投稿は、その調査結果をまとめた覚書のようなものです。
(大層な言い方をしていますが、ググっただけです)

1. バーコードの意味 

書籍には2つのバーコードがありますが、それぞれがどのような役割を持っているのか調べてみました。

ただし、雑誌のバーコードは1つだけのようです。

書籍バーコードの規格について 

ISBNという規格により、
世界中の本がユニークなID(13桁以上)を持つことができて、
そのIDをバーコードから読み取ることができます。

旧規格は、10桁のIDになっています。

詳しくは、下記サイトに記載されています。
http://www.asahi-net.or.jp/~AX2S-KMTN/bcodes.html#bookjan

日本の独自規格であるJANでは、
ISBNを上段のバーコードに、付加情報を下段のバーコードに持たせています。

1.1. 書籍JANコード(上段) 

上段のバーコードにはISBNの情報を持たせています。

1.1.1. バーコードのコード体系 
  1. JAN/ISBN書籍用フラグ
    1. EANコードで決められている書籍JANコードであることを表わすフラグ
  2. ISBN
  3. チェック・デジット
チェック・デジットの計算方法については、下記のサイトをご確認ください。
http://www.dsri.jp/jan/check_digit.htm

1.1.1.2. ISBNのコード体系 

10桁の場合 
  1. グループ・コード
    1. 国、言語圏、地域などを表す。
    2. 日本語圏では4。
  2. 出版社コード
  3. 書名コード
  4. チェック・デジット (1桁)
グループ・コード、出版社コード、書名コードの桁数は、固定ではないようですが
全体の桁数が10桁に収まるようにしなければいけないようです。
13桁の場合
  1. 書籍接頭辞 (3桁)
    1. EANコード(日本ではJANコード)の書籍を表わす接頭辞「978-」または「979-」
  2. グループ・コード
  3. 出版社コード
  4. 書名コード
  5. チェック・デジット (1桁)
書籍接頭辞とチェック・デジットは固定長です。
さらに全体の桁数が13桁を超えてもよい仕様になっているようです。

 1.1. 書籍JANコード(下段)

下段のバーコードでは付加情報を持たせています。
  1. 書籍JAN2段フラグ (3桁)
  2. 分類コード (4桁)
  3. 価格コード (5桁)
  4. チェック・デジット(1桁)

内容に間違いなどありましたら
コメントからご指摘をお願いいたします。

以上

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